コンクリートの凍害
今回は冬季のコンクリート打設について
お話させて頂こうと思います。
冬季のコンクリート打設は
気をつけなければなりません!
コンクリートがダメになってしまう
ことがあるからです。
というと驚かれる方もいらっしゃると
思いますが、
コンクリートの初期硬化時に
コンクリート中の余分な水分が抜けて
セメントが化学反応をする事を
『疑結』といいます!
そのコンクリート疑結時に
コンクリート中の水分が
凍ってしまうと
化学反応がうまくいかず、
コンクリートがダメになってしまいます。
それによりどうなってしまうかと言うと
代表的な例は表面剥離といい、
コンクリートの表面が
剥がれてきてしまいます。
その他にも、
表面に小ヒビが入ったり、
丸く浮き上がったりする事もあります。
その為、打設には他の季節とは違い
注意が必要です。
対応策
①
『そもそも施工しない』
下地までしておいて
暖かくなってから
コンクリート打設するのが
もっとも望ましいですね。
②
養生
『コンクリートを養生マット
などで覆う事により保温する』
これもかなり有効ですが
駐車場などの広い範囲では
施工が難しい場合があります。
マットの跡がついてしまう
場合もあります。
③
『コンクリートの配合
セメントの種類を調整する』
これはセメントの呼び強度と言って
セメントの配合を増やして
硬化を促進したり、
セメントの種類を変えて
早強セメントに変えて
硬化時間を短くします。
この事により疑結時間を
できるだけ早くして、
凍害を防ぐ方法ですが、
疑結時の気温によっては
完全な方法ではないです。
④
『混和材を使用する』
これもかなり有効な手段です。
コンクリートに耐寒剤などの混和材
いわゆる薬のような物を混ぜて
耐凍害性を高めるやり方です。
この方法は耐凍害性には有効ですが
仕上げ部分の表面に
色ムラや小ヒビなどが
入る事があります。
今回、冬季のコンクリート打設時の事について
お話させて頂きましたが
弊社では、お施主様と親身に相談させて頂いて
その日の温度、天気などを
考慮して最適な日を選ぶ事を
心掛けています。
特に駐車場などは、
外構工事でも1番目立つ所だったりするので
細心の注意をしてくれる業者さんに
してもらいたいものですよね!
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