群馬県高崎市で
エクステリア工事をしている
スマートスタイル株式会社の佐藤です!
今回は前回とも少し重複する所もありますが
外構や住宅デザインで人気の高い
「打ちっぱなしコンクリート塀」
の施工方法についてご紹介します。
無駄のないシンプルさと、
高級感を演出できる仕上がりから、
多くの建築で採用されている工法です。
その「打ちっぱなしコンクリート」の
施工方法をお話させて頂こうと思います。

1. 打ちっぱなしコンクリート塀とは?
「打ちっぱなし」とは、
コンクリートを型枠に流し込み、
型枠を外した時点で
そのまま仕上げとする工法です。
塗装や仕上げ材を追加しないため、
素材そのものの質感が活かせるのが特徴です。

2. 施工の流れ
①計画・設計 ・塀の高さ・
厚み・基礎の寸法を決めます。
建築基準法や構造安全性も考慮し、
強度計算を行います。

②基礎工事
塀の安定性を確保するため、
しっかりとした
鉄筋コンクリート基礎を作ります。
地盤の掘削、砕石敷き、鉄筋組み、
コンクリート打設を行います。
コンクリート内部に鉄筋を配置して
強度を高めます。
鉄筋は錆びないように
かぶり厚さをしっかり守ることが大切です。

③型枠の設置
塀の仕上がりを左右する大事な工程です。
コンパネや合板にシナベニヤを
貼った型枠を使用し、
継ぎ目をきれいに合わせます。
打ち放し独特の「目地」や
「セパ穴(丸い跡)」の位置も
ここで決定します。


④コンクリート打設
バイブレーターで十分に締め固め、
気泡やジャンカ(豆板)を防ぎます。
コンクリートの配合や打設方法で
仕上がりの色味や質感も変わります。

⑤養生・型枠解体
一定期間、
コンクリートを乾燥・硬化させます。
型枠を外すと、
美しい打ちっぱなしの表情が現れます。

3. 美しく仕上げるポイント
型枠材の品質が仕上がりを左右する
打設時の気泡をしっかり抜く事や
コンクリートの色むらを防ぐため、
打ち込みを均一に行う事。
弊社では特殊なバイブレータを使って
施工をしています。

まとめ
打ちっぱなしコンクリート塀は、
シンプルでありながら
存在感のある外構デザインを実現できます。
ただし、美しい仕上がりには
高い施工技術と丁寧な工程管理が必要です。
もしご自宅に採用をお考えなら、
経験豊富な施工業者に
相談してみることをおすすめします。
