ここ最近の現場にて
駐車場の土間コンクリートで
『洗い出し仕上げ』をさせて頂きましたので
その事についてお話させて頂こうと思います。
洗い出し仕上げとは?
庭を舗装する手段には
色々ありますが
その中の一つに
コンクリート舗装(土間コンクリート)
があります。
その仕上げ方法には
一般的な『金鏝仕上げ』
『ハケ引き仕上げ』
の他に、『洗い出し仕上げ』があります。
施工方法!
やり方はその名のとおり、
土間コンクリートを打ってから
最後に表面を洗い出します。
本当にホースとデッキブラシで
ゴシゴシ洗うので
初めて知る方からすると
大丈夫かと思われてしまいますが
表面のセメントの部分の数mmだけ
洗い流すので強度的には
まったく問題ありません。
コンクリートを打ち終わったら
専用の薬を散布して
シートを被せてタイミングを待ちます。
その後にホースの水で流していきます!
洗い出し仕上げの長所・短所
洗い出し仕上げにも勿論
メリット・デメリットがあります。
メリット①
『コストが安い』
「土間コンクリートだけではつまらない、
石張りやレンガなどは高くて予算が足りない」
などの場合は、
石張り、レンガなどの半分以下。
土間コンクリートよりは少しプラスのコストで
施工できるのでオススメです。
メリット②
『車が乗っても大丈夫』
基本的には洗い出し仕上げなだけで
コンクリートなので
車などの重たい物が乗っても
大丈夫な強度がでます。
アプローチなどで車が乗る所は
施工不可なそ素材がある中で
強度が出せるのは使い安いですね。
メリット③
『見た目の印象が良い』
洗い出し仕上げは実は昔からあり、
和風な庭には使われて来ました。
最近では、
洋風な庭でも使われる機会が増えてきており、
かなりオシャレな感じになります。
土間コンクリートの金鏝仕上げとの
コントラストを使っても綺麗で
弊社でも取り入れさせて頂いています。
デメリット①
『施工場所が限られている』
洗い出し仕上げは
ホースを使って水道の水をかなり使うので
建物の中などの水が流せない場所は
作業できません!
勾配がない場所も水が溜まってしまうので
施工出来ません。
これが最大のデメリットだと思います。
デメリット②
『施工性があまり良くない』
洗い出し仕上げはホースを使って
洗い流して行く訳なのですが、
外水栓の数も大体1箇所な訳で
スピードも限られています。
更にホースをたくさん繋いでも水圧が落ちて、
やはり上手く施工出来ません。
なので一回にできる広さが限られていて
30平米くらいまでが限界です。
ですので施工範囲が広い場合には
分けて打設しなければならないのです。
今回洗い出し仕上げをご紹介しましたが
予算や場面を選んで
選択肢の一つとして
知っておいても良いと思います。
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